ミクチャは、スマートフォンで簡単に10秒の短編動画を撮影・編集出来るアプリです。
動画というメディアを使って、若者向けのコミュニティサービスを作りたい、という所からプロジェクトが始まりました。
写真を「デコる」ような軽い感覚で自己表現する、「スマホ時代の新しい自己表現のフォーマット」をコンセプトとして開発しています。
ミクチャは、操作が直感的でシンプルに設計されています。 画面の長押しで撮影、シーンの切り替えも簡単で、アルバムにある写真や動画を活用できます。 さらに、BGMの追加やマイクを使ってのアフレコも可能なため、表現に幅が生まれます。
このように、ミクチャは撮影に特化しておらず、『デコる』『コラージュする』といったことに重点があります。 映像で特技を見せたり、歌うこともでき、プリクラ写真を動画にしたりと、自己表現の幅がかなり広いです。 この点が、撮影することに力が入るほかの動画アプリとの大きな違いとなっています。
10代の自己表現の背景にある、人気になりたい、認められたいといった欲求を受け止めることができれば、という開発者の思いが込められたアプリです。
iOS と Android でアプリを提供しており、オーソドックスに Objective-C, Java でそれぞれ実装しています。Android に関しては、NDK を利用して、動画撮影および動画処理を実装しています。 また、Web サイトでも動画を配信しており、ユーザーは様々なデバイスで ミクチャ の動画を楽しむことができるようになっています。
基本的に AWS でシステムは構築しており、EC2, RDS(MySQL)で API を構築しており、動画の配信に関しては、CloudFront を利用して高速で動画を提供できるようにしています。 nginx の後ろのWebサーバーとしては Tornado を採用しており、大量のユーザーからのアクセスもさばけるようにしています。 利用している言語は、基本が Python, 部分的に Go が使われています。
Github で大まかなタスク管理やドキュメンテーションを行っており、Slack で細かなコミュニケーションや数字の共有が行われています。 少ない人数なので厳格なルールというのはなく、効果的だと思われるものは、なるべく早く試し、よければ導入するというスタンスです。
月間数十億にもわたる大量のログは、Google BigQuery に保存され、サービスの現状や行動分析に活用されています。 また、ビジネスレイヤーのアクセス解析には Google Analytics をカスタマイズして導入しており、セグメントごとの利用状況やプロモーション効果などを確認しています。
動画エンコードやフィルタなどの画像処理などなど、低レイヤーの領域にも挑戦しています。
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